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弁護士費用等補償特約を確認しましたか？

2015.01.30

交通事故の被害者となった場合、自分の保険なども必ず確認しよう

 

交通事故案件を数多く取り扱っているためか、交通事故の被害者の方から、よくご相談を受けます。

 

交通事故に遭って、症状がなかなか改善しないイライラなどから、

相手の加害者や加害者加入の保険会社の担当者にばかり気が向きがちですが、

落ち着いて、自分の加入している保険なども、是非確認していただきたいです。

 

 

なぜかというと、「搭乗者傷害保険（特約）」などのように、入通院の日数に応じて、加害者側からの損害賠償金とは別に、

給付金を受け取ることのできる特約に加入している可能性があるからです。

 

「いや～そんな保険付けていないよ・・・」という言葉を、交通事故の被害者の方から何度も聞いてきましたが、

保険代理店に勧められるまま何となく加入し、実は加入していたということは、往々にしてあります。

 

 

また、過失割合でもめてしまって、

加害者側の保険会社が対応しないケースやそもそも任意保険に加害者が加入していないケース（又は任意保険の利用を拒否しているケース）で、

治療費の捻出に困った場合に、「人身傷害補償保険（特約）」という便利な特約もあります。

 

 

交通事故の被害に遭って、色々とストレスがたまっているかもしれませんが、

まずは落ち着いて、自分の保険を確認するようにしてみてください。

 

 

なお、給付金が得られる可能性のある保険としては、

生命保険や県民共済などもありますので、これらの保険などもしっかり確認しておきましょう。

 

 

 

弁護士費用をカバーしてくれる弁護士費用等補償特約

 

交通事故の遭った被害者の方が、保険の特約として、もう１つ注目しておきたいのが、

「弁護士費用等補償特約」になります。

 

通称、「弁特（べんとく）」とも略したりしますが、ご存知でしょうか？

 

 

弁護士費用等補償特約の内容は、各保険会社の商品によっても異なりますが、

一般的には、年額２千円前後の保険料で、

「相談費用であれば１０万円」、「示談交渉・訴訟などの弁護士費用であれば３００万円」を上限に

支払われるタイプのものが多いといえます。

 

 

「加害者の加入の保険会社の提示した示談金に納得できない。」

「後遺障害等級認定の結果に納得できないから、異議申立て手続をしたい。」

でも、弁護士に頼むと弁護士費用がたくさん必要になるので、頼むのはちょっと・・・

 

という方には朗報で、上記金額を上限に保険金が給付されるので、安心して弁護士に事件を依頼することができます。

 

 

また、勘違いされている交通事故の被害者の方がいらっしゃるのでお伝えしておくと、

この弁護士費用等補償特約は、加害者やその保険会社担当者ともめていなくても、利用できます。

 

 

実際、私自身、「仕事が忙しくて、日中、保険会社の担当者とやり取りする暇がない。」

「特にもめたりしていないけど、何となく不安だから。」

「後で後悔したくないので、色々と相談しながら進めていきたい。」などの理由で、

治療中の交通事故の被害者の方からご依頼を受け、交通事故の被害者の方の代理人を務めています。

 

あと、弁護士費用等補償特約を利用しても、保険の等級が下がり、保険料が上がることはありませんし、

また、必ず保険会社紹介の弁護士を利用しなければならないわけではなく、

自分でインターネットなどで探して、実際相談して話を聞いてみて、

信頼できる（納得できる？安心できる？波長が合う？）弁護士を見つけ出し、

その弁護士に事件を依頼することもできます。

 

 

そして、もう１つ、この弁護士費用等補償特約に関してお伝えしておきたいのが、

自分の保険に付いていなくても、一定の関係にある方の弁護士費用等補償特約が使える可能性があるということです。

 

具体的には、配偶者（内縁を含む）、同居の親族（たとえば、同居している祖父母や孫など）、

別居している未婚の子、保険契約をしている車に搭乗中の人などになります。

 

たとえば、主婦の方が、歩行中又は自転車運転中に自動車にはねられてケガをし、

自分は保険に入っていないけど、夫や同居の家族が、弁護士費用等補償特約の付いている保険に入っている場合などの

ケースが分かりやすいかもしれません。

 

ですので、「自分は保険に加入していない」「弁護士費用等補償特約を付けていない」と思って直ぐに諦めるのではなく、

使える保険・特約がないかをしっかり確認するようにして下さい。

 

もちろん、仮に弁護士費用等補償特約を利用できない交通事故の被害者の方であっても、

弁護士に依頼して適正な賠償金（示談金）を得たいという方もいらっしゃるでしょうから、

費用も含めてご不安なことがあれば、遠慮なくお問い合わせください。

 

 

 

さち総合法律事務所（広島弁護士会所属　弁護士　野村幸保）では、交通事故を得意分野としております。

これまで、１５０件を超える交通事故事案のご依頼をお受けしてきました。

 

全国からのご相談をお受けいたしておりますのでまずはお気軽にお問合せください。

 

ご相談料は無料ですのでお気軽にお問合せください。   電話での相談も無料で対応いたします。

 

また、交通事故被害者の方の場合、傷病によっては外出することが難しいかたもいらっしゃると思いますので、

さち総合法律事務所では、出張相談をお受けしています。

ご自宅もしくは近隣までお伺いしますので、ご安心ください。

 

もちろん、全国からのご相談をお受けいたしておりますのでまずはお気軽にお問合せください。

特に広島県全域（呉・竹原・三原・尾道・福山・府中・三次・庄原・大竹・東広島・廿日市・安芸高田・江田島）はもちろん、

中国地方（岡山・山口・島根・鳥取）及び四国地方（香川・徳島・愛媛・高知）も、

車での出張相談を対応しておりますので、ぜひご利用ください。